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洗濯乾燥機の乾燥能力を調べてみる

洗濯乾燥機の乾燥能力を調べてみる

洗うという能力に関してはタテ型洗濯機の方が優れているのは間違いありませんが、乾かすという能力も洗濯の2大要素のひとつです。

現行の洗濯機は大きく分けて「ドラム式乾燥洗濯機」「タテ型乾燥洗濯機」「タテ型全自動洗濯機」の3タイプがあるといえます。

販売台数から調べれば、全洗濯機の内、まだその半分は乾燥機能のない全自動洗濯機ですが、その場合でも衣類乾燥専用機を併用していることが多く、全体の6割以上が何らかの形で乾燥機能を利用しています。

衣類やタオルを気持よく仕上げるためには、洗う以上に乾かす作業がとても大切です。外干しでは花粉やPM2.5の影響は避けられませんし、夕立で洗濯物を台無しにすることもあります。脱水+部屋干しでもそれほど不自由しませんが、何となくじっとり感は残ります。

最近の乾燥機は熱風を吹き付けるだけのものはほとんどありません。気化熱を利用して低温で乾かすヒートポンプ方式や、アイロンをかけたような仕上がりにする機能、除菌・除臭機能など、単なる乾燥機ではなくドレッサーのような機能まで備えています。

タテ型では乾燥に限界があります

洗濯機の形状比較の記事でも紹介しましたが、タテ型のドラムはその構造上、乾燥に限界があります。タテ型では基本的に遠心力で外に押し付けられますから、衣類に隙間ができにくいことが最大の原因です。

将来的には洗濯時と乾燥時でドラムの向きを変えるような洗濯乾燥機が出てくるかも、と管理人は思っているのですが・・・

上手に「乾かす」ためには、ドラムはヨコ(ナナメ)でなくてはなりません。タテ型洗濯乾燥機にそれほど人気がないのも、中途半端な乾燥能力が原因といえます。クリーニングに出したように、ふんわりパリッと仕上がって、洗濯は完結するのです。

ドラムが横方向であれば、衣類は空間を舞うことができますから、どのような方式でも比較的うまく乾かすことができます。乾燥専用機は例外なくドラムがヨコを向いています。

どうすれば乾くのか

乾燥機能も年々進化しています。時間や電気代もここ数年で随分短縮節減されましたが、まだまだ進化の余地はありそうです。

物を乾かすためには、「風にさらす」「温風を当てる」「熱いものに触れさせる」などの方法により「湿度を奪う」必要があります。基本的にはこれらの組み合わせで、時間をかけてじっくり乾かすか、エネルギーをたくさん使って早く乾かすか、になりますが、ふんわり仕上げるためにはある程度の湿度も必要になります。

乾燥機も万能ではないので、衣類の質や量によって温度や時間を調整することが上手に乾かすためのコツといえます。ある程度の経験がものをいうのは家事全般にいえることです。

ドラム式乾燥機の乾燥時間と電気代

洗濯乾燥機の主要3社の、乾燥にかかる時間と、使用電力量を較べてみました。乾燥する衣類はすべて6kgの設定です。

  時間 電力量
  標準 おいそぎ 標準 おいそぎ
日立 130 分 65 分 710 kWh 910 kWh
東芝 165 分 65 分 630 kWh 880 kWh
パナソニック 130 分 65 分 820 kWh 1180 kWh

実際の所、あまり差はなく、参考にもなりません。乾燥させる衣類の質や量によって調整が必要なのは前述の通りで、時間や温度はいくらでも設定で変えられます。

乾燥機の付加機能も標準装備になってきました

現行の乾燥機は乾かすだけでなく、スチームアイロンをかけたような仕上がりにしたり、除菌・除臭だけをしてくれるなどの付加価値を備えています。

着る前にサッと乾燥機に入れるだけで、衣類がパリっとし、気になる花粉や臭いも取り除いてくれますから、付加価値以上の値打ちともいえますが、これらはどの製品でもほぼ標準装備になってきました。

それが技術的に易しいからなのか、低コストで実現できるからなのか、は分かりませんが、消費者としては喜ばしいことですね。

衣類乾燥専用機も有力候補です

衣類乾燥専用機は主要国産メーカーでは、日立・パナソニック・東芝・シャープ・AQUAの他、リンナイが出していますが、リンナイはガスを使った乾燥機になります。

専用機の利点は、なんといっても洗濯と乾燥を同時進行で進められる効率の良さです。洗濯物が多く、数回に分けて洗濯が必要な場合にはとても助かります。

しかし、今後ドラム式の洗濯乾燥機が主流になりつつある流れの中、各社とも乾燥専用機にはあまり力を入れていません。

乾燥専用機は基本的にヒーター方式で、ドラム式洗濯乾燥機のようにヒートポンプ式のものはありません。また、除菌除臭のような付加価値も備えていません。用途に合わせて温度や時間を設定するだけの、単純な仕組みです。

それでも根強い人気があるのは、効率の良さだけではなく、より早くよりパリッと乾くからです。早く乾かすにはヨコドラム+ヒーター方式が最も有利です。洗濯の過程がない=水を使わないわけですから、生乾きになる要素も極めて少ないわけです。

家庭で洗濯する衣類の乾燥で、それほど神経質になることもありませんし、全自動洗濯機+乾燥専用機の方が、洗う能力は勝ります。その上、ドラム式乾燥洗濯機よりも安価で購入できてしまうのですから、一考の余地は十分にあるといえます。



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コメント

  1. […] 分な乾燥機能が必要な場合は、衣類専用乾燥機との併用がとても便利で、そのことは洗濯機の乾燥機能の記事でも述べていますが、衣類乾燥専用機の分野でも日立製は能力が高く、それ […]