冷蔵庫、省エネ効果で電気代はいくら安くなる?

現行品の電気代は10年前の約3割

冷蔵庫が家庭の電力消費に占める割合は、全体の約15%だと言われ、一般的な電化製品の中で最大です。年中休まず稼動させ、こまめに電源を切るわけにもいかない冷蔵庫の節電対策はとても重要ですが、現行品は10年前のモデルと較べると50%以上、普通は70%くらいの省エネ効果があります。

他の電化製品も省電力化しているので、冷蔵庫の電気代が占める全体的は割合はそれほど変わっていませんが、10年前の製品から最新の製品に買い換えば、単純に冷蔵庫にかかる電気代は今までの3割で済む計算です。

約3割になると、金額的にはどうなるんだ?

ひと月の電気代が10000円として、その15%にあたる1500円が冷蔵庫が使っている電気代になります。そして、その7割が削減されるのですから、1500×0.7=1050円、これがひと月で削減される電気代です。一年では1050×12=12,600円にもなります。

あくまでも10年前のモデルとの比較ですから、5年前に買い替えていたなら、これほどの差は出ませんし、10年以上前から使っているなら、これ以上の効果が期待出来ます。

大型冷蔵庫の市場価格が15万円~20万円前後ですから、10年前のモデルをもう10年使うなら、その10年間に浮く電気代で買い替え費用の大部分を賄える計算になります。

また、電気代が安くなるということは国の省エネ政策にも貢献しているわけですから、買い替える価値はより高くなります。

我が家に当てはめると、実際にどれだけ安くなるの?

量販店に陳列された冷蔵庫には、年間の電気料金の目安や、10年前と比べてどれくらい安くなるか、といった表が提示されていたりしますが、本当のそうなるのかは気になるところです。

冷蔵庫の電気代の計算はとても簡単です。実際の消費電力量は、設置場所やすき間の大小・部屋の温度や風通し、冷蔵庫の開閉頻度や食材の量など、様々な条件に左右されますが、標準的な利用形態での電力量なら、すぐに分かってしまうのです。

まずはそのモデルの年間消費電力量を調べましょう

冷蔵庫のように年中つけっぱなしの家電はの消費電力は、目安として年間消費電力量(kWh/年)で表記されます。冷蔵庫に直接電力計でも付けなければ明確な数値は分かりませんが、ごく普通の状況で使うのであれば、この値をおおまかな電力量として信頼するしかありません。

カタログや冷蔵庫に貼られたラベルを見れば、そのモデルの年間消費電力量が分かりますから、底から電気代を簡単に計算できます。ラベルが見えなかったり古いモデルの場合は、ネットでメーカー名・型番等から検索すれば大抵調べられます。

年間消費電力量 × 電力単価 = 年間電気代金

あとは調べた年間消費電力量に電気単価を掛けるだけです。

電力の自由化により、1kWhあたりの基本単価は地域・会社・プラン等により様々ですが、とりあえず29円とした場合、今使っている冷蔵庫の年間消費電力量が700kWhと表記されていたら、その冷蔵庫にかかる年間の電気代は

700 x 29 = 20,300円となります。

あまりに簡単なんで、かえって怪しい気もしますが、これが全てです。

最新の冷蔵庫と比べるとどうなるの?

700kWhというのは、10年前の大型冷蔵庫の標準的な年間消費電力量です。それが、同サイズの現行品では、カタログスペックで200kWh前後になっています。

なので、もし同じサイズの冷蔵庫に買い替えた場合の電気代は
200 x 29 = 5,800円になり、700kWhだった場合の金額が20.300円でしたから、

20,300 – 5,800 = 14,500円

これが一年間で節約できる電気代になります。早速おうちの冷蔵庫でも調べてみましょう。

高齢者の方が電気代が高い場合もあります

若者はテレビや電灯のつけっぱなしが多く、ゲーム機やオーディオもよく使うので、お年寄りに比べ電気代が高いように思います。実際、進学や就職で一人暮らしを始め、家族から若者が一人減ることで電気代がウンと安くなった、というのは良くある話です。

しかし、それとは別に古い家電品を大切に使っている高齢者は、いかに節電するよう心がけていても、消費電力の高い古い製品を使っていることが多く、その努力が報われないのです。

冷蔵庫の場合、省エネ技術の進んだ現行品は、10年前の製品と比較すると、7割もの電力量が削減されています。冷蔵庫ほどではなくても、テレビ、エアコン、電灯など、お年寄りでも日常利用されている電化製品は、軒並み省エネ化が進んでいます。

電気の使い方だけで半分以上も電気代を節約するのは不可能です。古い家電でも「これで充分」と満足されていても、この辺の事情をよく説明して新しい製品をプレゼントしてあげれば、毎月の電気代としてすぐに反映されるので、きっと喜ばれるはずです。



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