パナソニック VXシリーズ
ドラム式の洗濯機を選ぶ以上、洗濯から乾燥までの総合力が勝負になりますが、昨年モデルあたりからパナソニックの進化には目を見張るものがあります。
パナソニックは独自の泡洗浄を全面に押し出してきましたが、その泡を作るバブルジェットシステムが改良され、より細かな泡を高速に作成するようになりました。これにより、洗浄力が上がっただけでなく、洗濯時間も短縮されています。
少ない水で洗うドラム式の洗濯機は、どうしても色移りや黒ずみが起きやすいのですが、泡洗浄では細かな泡が衣類を包み込むため、そうした問題を比較的抑えることもできます。
さらに30℃おしゃれ着コース、60℃除菌コースのほか、酵素が活性化する40℃つけおきコースが追加され、ずっとこの温度を保って洗うことにより、黄ばみ落としに強くなりました。
パナソニックはタテ型洗濯機では、温水機能をサポートしておらず、つけおきも自動コースにもありませんが、ドラム式にはとても力を入れているのが分かります。
乾燥には衣類に優しいヒートポンプ方式が採用されていますが、乾燥時間も大幅に短縮されました。標準コースで洗濯から乾燥まで98分は業界No.1です。
ワイド風量で乾かすふんわりジェット乾燥により、衣類にシワが残りにくく、ドラムを低速で回転させるジェットほぐし機能は、パイル地を根本から起き上がらせます。乾燥後の糸くずに悩まされることが少ないのも助かります。
メンテナンス性の良さでもパナソニックは定評があり、洗濯の後には黒カビの発生を抑えるナノイー槽クリーンでの自動運転が始まり、熱交換器の洗浄までやってのけます。
最上位のVX9600はタッチアクセスに対応しているため、スマートフォンで出先から洗濯機を制御することもできます。
VX8600はV9600のタッチパネル式を一般的なパネルにしたモデルで、ナノイー槽クリーン機能も削られています。また、その下のVX7600とVX3600は温水機能を装備していないため、おすすめ度は低くなります。
パナソニック VX シリーズ | |||
10kg (6kg) 1色 | NA-VX9600 | NA-VX9600 | |
10kg (6kg) 2色 | NA-VX8600 | NA-VX8600 | |
10kg (6kg) 2色 | NA-VX7600 | NA-VX7600 | |
9kg (6kg) 1色 | NA-VX3600 | NA-VX3600 |
幅 | 奥行 | 高さ | |
各モデル共通 | 639 mm | 722 mm | 1021 mm |